バスタオルの嫌なニオイを解消!家庭でできる消臭方法を紹介します

1日の疲れを取るお風呂。そんなお風呂上りのバスタオルは、いつも気持ちよく使いたいですよね。でもバスタオルって、ふと気付くと生乾き臭のような、嫌な臭いを発していることってありませんか?

その臭いの原因は、バスタオルで増殖した雑菌のせい。

この雑菌、いつもの洗濯だけだとなかなか洗い落とせません。とはいえ、クリーニングに持っていくのも面倒です。

そこで今回は、家庭でできるバスタオルの嫌なニオイの消臭方法を紹介します!

スポンサーリンク

バスタオルの嫌なニオイの原因は?

雑菌

臭いの犯人は「モラクセラ菌」

バスタオルの嫌な臭いのもとは雑菌です。その中でもモラクセラ菌という菌が、臭いの最大の原因であると言われています。

モラクセラ菌は、人の口や鼻などの粘膜にも存在する”常在菌”で、この菌自体が臭いを発しているわけではありません。臭いを発するのは、モラクセラ菌が増殖するとき。モラクセラ菌は増殖する際に、いわゆる”生乾き臭”や”雑巾臭”を発する物質(4-メチル-3-ヘキセン酸)を作るのです。

モラクセラ菌は、普通に洗濯するだけでは落ちにくく、紫外線にも強い厄介な菌です。しっかり洗濯し干したつもりでも、モラクセラ菌はバスタオルの繊維の中で生きています。そして、水分や栄養となる皮脂などの汚れがあると、また増殖し嫌な臭いを発してしまうのです。

すべての雑菌は、温度・水分・栄養(皮脂などの汚れ)があると爆発的に繁殖します。ですので、これらの3つの条件を揃えないように、菌を「減らす」ことと「増やさない」ことが、バスタオルの嫌な臭いを消す近道となります。

【モラクセラ菌の特徴】

  • 紫外線に強い
  • 水分や汚れをエサに、再びにおいを発し始める
  • 熱に弱い

ニオイの消臭方法

では実際には、どのようなすればバスタオルについた嫌な臭いを消すことができるのでしょうか。

熱湯で殺菌

つけ置き洗い

モラクセラ菌は熱に弱く、60℃以上のお湯に10分~20分浸けておくと死滅します。

洗面台やバケツに60℃以上のお湯を張り、バスタオルを入れます。お湯が冷めたらバスタオルを取り出し、洗濯して乾かしましょう。

これだけで、嫌なニオイはかなり軽減されていると思います。

お湯に重曹を加えるのも効果的です。重曹が、皮脂汚れや汗の臭いを中和してくれます。ニオイがきつい場合は、試してみてください。

なお熱湯をバスタオルに直接かけたり、あまりに熱いお湯だと素材が痛みやすくなりますので、注意してくださいね。

酸素系漂白剤でつけ置き洗い

オキシクリーンのような酸素系漂白剤でのつけ置き洗いにも、消臭には効果的です。

酸素系漂白剤には除菌効果があるので、臭いのもととなる菌を減らし、根本から嫌な臭いを消してくれます。

洗面台やバケツにに40℃~60℃のお湯を張り、酸素系漂白剤を入れて20分ほどつけ置きしてください。そのあと普通に洗濯すればニオイがスッキリ消えていると思います。

→ 酸素系漂白剤について、こちらの記事で詳しく解説しています。

 

洗濯の方法を見直す

洗濯の方法が良くないと雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。洗濯のポイントは次のとおりです。

【生乾き臭を残さない洗濯方法】

  • 洗濯物を詰め込まない。7~8割の量を限度にし、たっぷりの水で洗う。
  • 洗剤の容量を守る。使いすぎると、残った洗剤カスが雑菌のエサになる。
  • 液体洗剤を使う。粉末洗剤は、洗剤カスが残りやすい。
  • 濡れたままのタオルを、洗濯カゴや洗濯機内に放置しない。洗濯直前までハンガーに吊るすなどしておく。
  • お風呂の残り湯で洗濯しない。残り湯には、雑菌や菌のエサになる皮脂汚れがたくさんある。

 

菌の大好物は、温度・水分・栄養です。これらを菌に与えないように、洗濯の方法を一度見直してみましょう。

洗濯物の干し方の工夫

バスタオルに水分が含まれている状態が続くと、菌は繁殖しやすくなります。

洗濯が終わったらすぐに干すことを心がけましょう。干し方のポイントは次のとおりです。

【生乾き臭を防ぐ洗濯物の干し方】

  • 日中に日陰で陰干しする。天日干しは、水分が飛びすぎでタオルが固くなってしまう。
  • 部屋干しの場合は、エアコンや扇風機を使い早く乾かす。浴室乾燥機があれば活用する。
  • 重なりを少なくして干す。ハンガーを2本使う・囲い干し・蛇腹干しなど。

 

バスタオル干し

ハンガーを2本使って干す

 

とにかく早く乾かすことが大切です。私は写真のように、浴室乾燥機でハンガーを2本使って干しています。

なお浴室乾燥機は、換気部分にホコリが溜まっていると乾燥能力が落ちますので、定期的な掃除を心がけましょう。

洗濯機を掃除する

洗濯機の掃除も、ニオイを防止するには有効です。

洗濯機が汚れていると、せっかく洗濯しても汚れや洗剤のカスがバスタオルに残ってしまい、臭いの原因になります。

洗濯機の掃除には、市販の洗濯機用クリーナーを使ったり、オキシクリーンなどの酸素系漂白剤を使って掃除する方法があります。

→ オキシクリーンを使った洗濯機の掃除については、次の記事で詳しく解説しています。

 

まとめ

バスタオルの生乾き臭を消すには、臭いの原因であるモラクセラ菌を減らす・増やさないアプローチが大切です。

  • 熱湯で殺菌
  • 酸素系漂白剤でつけ置き洗い
  • 洗濯方法の工夫
  • バスタオルの干し方の工夫
  • 洗濯機の掃除

上記の方法で、バスタオルの嫌なニオイは消すことができます。

ぜひ、ご参考に!

おすすめ記事

次の記事も役に立ちますので、ぜひ一度見てみてください。

→ 重曹を消臭に使う方法について、詳しく解説しています。

 

スポンサーリンク