今回は
鍋についた頑固な焦げを重曹で簡単に落とし方法をご紹介します!
鍋は料理に欠かせないアイテム。そんな鍋につきもののトラブルと言えば焦げですよね。
焦げはある程度は仕方のないものですが、できればいつもキレイな鍋を使いたいもの。
重曹で焦げは落とすことができるので、ぜひ参考にしてみてください!
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鍋についた焦げを重曹で落とす方法
重曹で焦げを落とす方法
それでは早速、鍋についた焦げを重曹で落とす方法を紹介していきます。
鍋だけではなく、フライパンの焦げやIHヒーターの焦げにも応用可能です。
まずは次のものを用意してください。
【用意するもの】
- 重曹
- スポンジ
- 霧吹き(あれば)
重曹は、ドラッグストアや百均に売っているもの何でも結構です。
もしこれから買うのであれば、食用と書かれたものにしましょう。掃除にも料理にも使えるので一石二鳥ですよ。
焦げ落としの手順は次のとおり。
【焦げの落とし方】
- 重曹を焦げにまんべんなく振りかける
- 少量の水を重曹に加えて、5分ほど放置する(霧吹きがあれば効率的に水を加えられます)
- 湿らせたスポンジで、重曹の上から鍋を磨く
- 水できれいに洗い流す
軽い焦げであれば、以上の方法でピカピカになると思います。
注意してほしいのは、タワシなど硬いもので磨いてしまうこと。
鍋に傷がついて汚れやすくなるので、やわらかいスポンジで磨きましょう。
ガンコな焦げの場合は煮る
上記の方法で落とせなかったガンコな焦げは、重曹を煮て焦げを落とす方法を試してみましょう。
【ガンコな焦げを落とす方法】
- 焦げのついた鍋でお湯を沸かす
- お湯が沸いたらいったん火を止め、重曹大さじ3杯を入れてかき混ぜる
- お湯が冷めるまで待つ
- スポンジで磨く
- 水できれいに流す
注意点は、重曹は火を止めてから入れること。
過熱状態のまま重曹を入れると、爆発するように沸騰してお湯が飛び散る危険があります。
また、水を入れ過ぎると吹きこぼれることもありますので、水の量は8分目ぐらいまでにしておきましょう。
アルミ素材の鍋に重曹は使えない
重曹はほとんどの鍋で使えますが、一部使うことのできない素材もあります。
ステンレス | 土鍋 | ホーロー | 鉄鍋 | アルミ | テフロン |
---|---|---|---|---|---|
○ | ○ | ○ | ○ | ✕ | △ |
表の通り、アルミ素材の鍋には重曹は使えません。
アルミが重曹と反応して、表面が溶解・腐食し変色します。アルミ鍋の焦げは、お酢やクエン酸で落とすことができますので、そちらを試してみてください。
テフロン素材は、重曹が持つ研磨効果でコーティングがはがれる可能性があります。専用のクリーナーなどを使ったほうが無難でしょう。
鍋が焦げる原因
鍋が焦げる原因を知っておくと、焦げの防止にもつながります。
【鍋が焦げる原因】
- 鍋を強火で長時間使用する
- 油の量が少ない
- コーティングが剥がれている
- 鍋についた食材クズの炭化
- 吹き出た油や汁の炭化
- 空焚き
火を強くし過ぎない、十分に油を使う、鍋の劣化に気をつける、鍋を清潔に保つことが焦げを防ぐためには大切です。
空焚きは火事の原因にもなりますので、火を使うときは十分に気をつけてくださいね。
重曹で焦げが落ちる理由
最後に重曹で焦げが落ちる理由を解説します。
・油と反応し石けんになる
重曹は焦げの油分と反応し、石けんになります。
これは中和反応によるもの。中和反応とは、アルカリ性である重曹と酸性の汚れとの化学反応のこと。
石けんの界面活性効果が焦げを浮き上がらせ、落としやすくしてくれます。
・熱することでアルカリ度が上がる
重曹は加熱することにより、熱分解が進みアルカリ度が上昇します。
アルカリ度が上がると洗浄力が上がり、焦げをスルスルと落としてくれるのです。
・研磨効果
重曹は細かな粒子なので、研磨効果があります。細かな粒が焦げをに入り込み落としてくれるんですね。
→ 重曹の性質ついては、こちらの記事でもっと詳しく解説しています。
まとめ
鍋に焦げはつきもの。しかしできれば調理道具はキレイに保っておきたいですよね。
今回の内容は、鍋以外にもフライパンやIHヒーターにも応用可能。
もし焦げがなかなか落とせず困っているという方は、一度試してみてください。
ぜひ、ご参考に!
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→ キッチンの壁のベタベタ汚れを落とす方法を紹介しています。
→ 電気ケトルをクエン酸で掃除する方法について解説しています。