
今回は、
シルバーアクセサリーの黒ずみを失敗しないように重曹でキレイにする方法をご紹介します。
シルバーアクセサリーっていつのまにか黒く変色していますよね。シルバークロスで磨いてもイマイチ落ちない。
そんな時には重曹が役に立つんです。ぜひ参考にしてみてください!
- シルバーアクセサリーの黒ずみを落としたい
- 手持ちのアクセサリーを重曹で掃除していいか分からない
- 黒ずみの予防方法を知りたい
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重曹を使ってシルバーの黒ずみを落とす方法
それでは早速、シルバーの黒ずみを重曹を使ってキレイにする方法を解説していきます。
- 重曹
- アルミホイル
- 耐熱容器(金属製以外のもの。プラスチックなど。)
【黒ずみの落とし方】
-
Step.1
耐熱容器にアルミホイルを敷いて、その上にアクセサリーを置く -
Step.2
重曹を入れた後、お湯を入れる(重曹1:お湯3の割合) -
Step.3
お湯が冷めるまで待つ -
Step.4
アクセサリーを水でよくすすぎ、柔らかい布で拭く
写真のように、アルミホイルを敷きつめた耐熱容器に重曹を入れてお湯で溶かします。
重曹とお湯の割合は、重曹1:お湯3ぐらいが丁度いいです。
お湯は熱湯を使いましょう。重曹は65度以上のお湯で溶かすとアルカリ度が高くなり洗浄力が強くなります。
そして黒ずみが気になるシルバーアクセサリーを、しっかりと全体が重曹を溶かしたお湯につかるように入れます。
お湯が冷めるまでしばらく待ちます。
お湯が冷めたら軽く水で流して、柔らかい布で拭きましょう。気になる部分はシルバークロスで磨いてもOK。
黒ずみが取れて、シルバーの輝きが戻っていると思いますよ。
シルバーアクセサリーに黒ずみができる原因
シルバーアクセサリー黒ずみの原因の多くは「硫化」といわれるもの。
硫化とは、空気中や汗・皮脂に含まれる硫黄成分とシルバーが化学反応を起こして結合すること。
結合すると硫化銀になり、黒ずみになってしまいます。
温泉にも硫黄成分は含まれているので、入るときはシルバーのアクセサリーは外しておきましょう。
重曹+アルミ+熱湯で黒ずみが落ちる理由
アルミニウムには、硫化銀に含まれる硫黄成分をシルバーから剥がしてくれる効果(還元作用)があります。
また、重曹と熱湯は還元作用を助ける役割を持っています。
硫化銀から硫黄成分が取り除かれたら通常の銀に戻るため、黒ずみがなくなるというわけですね。
失敗しないために気をつける4つのポイント
重曹+アルミ+熱湯でシルバーアクセサリーの黒ずみ落としをやってみたけど、「汚れが落ちなかった」「アクセサリーを傷めてしまった」失敗例もあります。
失敗しないために気をつけるポイントは4つ。
じつは黒ずみの原因が塩化
シルバーアクセサリーの黒ずみの原因の多くは「硫化」ですが、「塩化」でも黒ずみができます。
「塩化」とは、塩素と銀が反応して黒ずみがおきること。家庭だと、塩素系漂白剤がシルバーに付着するケースが考えられます。
塩化による黒ずみは、「重曹+アルミ+熱湯」での黒ずみ落としや、シルバークロスではキレイになりません。
もし塩素系漂白剤がシルバーについてしまったら、すぐに洗い流しましょう。
それでも黒ずみができてしまったら、無理に自分で何とかしようとせず購入店舗などに相談することをオススメします。
天然石などのパーツが付いたものはNG
天然石や宝石などのパーツがついたアクセサリーに、「重曹+アルミ+熱湯」の方法は向いていません。
天然石や宝石は、アルカリ性や熱湯・水分に弱く変色や変質のおそれがあります。
このようなアクセサリーの場合は、購入店舗などでクリーニングしてもらいましょう。
銀メッキ加工もNG
銀メッキ加工のアクセサリーに「重曹+アルミ+熱湯」の方法を行うと、加工が剥がれてしまってそこから変色などが起こってしまいます。
アクセサリーがメッキ加工のものでないか、黒ずみ落としをする前に確認しておきましょう。
メッキ加工のものも、購入店舗などに相談しましょう。
耐熱容器は金属以外のものを使う
アルミホイルを敷く耐熱容器は、プラスチックなど、金属以外の容器を使用しましょう。
銅やアルミなどの金属容器だと、重曹と反応し黒く変色してしまいます。
プラスチックのタッパーが一番手に入れやすいと思います。
黒ずみの予防方法
使用後は汗などの汚れを拭く
つけたアクセサリーを外した後は、柔らかい布で汗を拭いたり、シルバークロスで軽く磨いておきましょう。
汗や皮脂には黒ずみの原因となる硫黄成分が含まれています。これだけで黒ずみを遅らせることができますよ。
空気に触れないように保管する
空気中にも硫黄成分が含まれているため、アクセサリーの保管にもご注意。
アクセサリーを保管するときは、アクセサリーケースやジップロックなどに入れて空気に触れないようにしましょう。
【余談】黒ずみがでないシルバーアクセサリーは無い
ここからは本題から逸れますが…
シルバーアクセサリーの黒ずみは、完全には避けられないもの。
黒ずみの原因はどこにでも存在する硫黄成分ですので、いつかはくすんできていまします。
シルバーの変色を防ぐロジウムコーティングというものもありますが、くすみを止めることはできません。
シルバーアクセサリーに使われているシルバーの多くは「シルバー925」。
925とは銀の含有量のことで、92.5%の銀が含まれているということ。残りの7.5%は銅などの合金が一般的で、この合金がくすみの原因とも言われます。
では純粋なシルバーを使えばいいかというとそうでもありません。シルバー999といわれる純銀は柔らかく傷が付きやすいこともあり、アクセサリーには不向きなのです。
錆びない金属を使っているアクセサリーを選ぶのも手ですが、ステンレスは見た目がイマイチですし、プラチナは値段が高く簡単には買えません。チタンも独特の風合いがあるので、好き嫌いが分かれるでしょう。
だからアクセサリーはシルバーが人気なんですね。
シルバーは黒ずみを避けられないものですが、個人的には少し黒ずんでいてもビンテージ感が出て味があると思いますよ。
まとめ
シルバーアクセサリーの黒ずみは、重曹とアルミホイルと熱湯で簡単にキレイにすることができ、新品同様の輝きを取り戻せます。
黒ずんでいて最近着けていないなあ…なんていうシルバーアクセサリーがあったら、一度試してみてくださいね。
ぜひ、ご参考に!
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