重曹とクエン酸で排水口をキレイにする方法を解説します!

重曹はナチュラルクリーニング洗剤として、家庭のいろんな掃除に使える優れもの。そんな重曹の応用技として、クエン酸と混ぜて使うというものがあり、キッチンなどの排水口掃除に役立ちます。嫌なヌメリやニオイを簡単に落としてくれますよ。

今回は、重曹をクエン酸と混ぜたときの効果と、排水口掃除の方法を解説します。

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重曹とクエン酸を混ぜると

重曹とクエン酸

重曹とクエン酸を混ぜて、その上から水を加えると、シュワシュワと泡が発生します。

この泡の正体は二酸化炭素です。重曹とクエン酸と水が化学反応を起こして、二酸化炭素が発生しているのです。二酸化炭素は大気中に普通に存在するものですので、身体に害はありません。

二酸化炭素が泡立つのは、炭酸飲料をイメージすれば分かりやすいでしょう。炭酸飲料は、冷やした液体に二酸化炭素を溶かして作ります。この炭酸飲料のフタを開けて圧力や温度が変わったりすることで、二酸化炭素がシュワシュワと泡となって出てくるのです。

泡が排水口の汚れを落としやすくする

キッチン排水口

それでは、二酸化炭素が排水口の掃除にどのように役立つかというと、

重曹とクエン酸を混ぜて生じる二酸化炭素の泡が、排水口のヌメりや汚れを浮かして取りやすくしてくれるのです。さらに、重曹の消臭効果が嫌なニオイも抑えてくれます。

泡が汚れを浮かしてくれるため、スポンジで軽く磨くだけで汚れが落ちます。ただ注意してほしいのは、汚れそのものを落とす効果はないことです。あくまで、汚れを浮かして取りやすくする効果があるだけです。

汚れそのものを落としたい時は、市販のパイプクリーナーの方が効果はあります。しかし、パイプクリーナーは塩素系漂白剤という強力なアルカリ性洗剤です。強力であるからこそリスクもあり、酸性洗剤と混ぜると有毒な塩素ガスが発生し、健康に重大な悪影響が出る場合もあります。お酢やアルコールと混ざった場合も塩素ガスを発生させる危険性があり、小さなお子さんがいる家庭では誤飲事故の可能性もあります。万が一のことも考え、強力な洗剤は使いたくないというご家庭もあるのではないでしょうか。

そんなご家庭に、今回の重曹+クエン酸の方法が役立つかと思います。強力なパイプクリーナーは最終手段として、普段の掃除では、安全な重曹+クエン酸のあわせ技を使ってみてはいかがでしょうか。

重曹とクエン酸で排水口を掃除する方法

排水口

それでは、重曹とクエン酸で排水口を掃除する方法を説明していきます。分量や時間は大体で大丈夫ですので、慣れてきたら自分なりにアレンジしてみてください。

【重曹+クエン酸で排水口を掃除する方法】

  1. 排水口に重曹をまんべんなく振りかけ、重曹が汚れに染み込むまで5分ほど待ちます。
  2. クエン酸を排水口に振りかける。
  3. その上から水またはお湯をかける。激しく泡立つので、おさまるまで待ちます。お湯の方が反応がよく進みます。
  4. 泡立ちがおさまったら、スポンジで磨く。
  5. 最後に水ですすぐ。

以上で排水口の掃除は完了です。実質の作業時間は5~10分程度と思います。

ポイントは重曹をふりかけたあと数分間放置すること。重曹が汚れにしっかりしみこむことで、汚れを浮き上がらせる効果がアップしますよ。

まとめ

排水口の嫌なヌメりやニオイは、楽にキレイにしたいですよね。普段の掃除は、重曹とクエン酸のあわせ技でサクッとすませてしまいましょう。
シュワシュワ~となる反応は小さいお子さんも見ていて楽しいかと思いますよ。

ぜひ、ご参考に!

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