
キッチンやお風呂の排水口は、不快なヌメリやニオイがたまりやすい場所です。
できればラクして掃除したいもの。
そんな排水口の掃除には、オキシクリーンが効果的です。オキシクリーンは酸素の力で汚れを浮かし、さらに除菌・消臭もしてくれる優れものなのです。
そこで今回は、実質10分で排水口をオキシクリーンで掃除する方法を紹介したいと思います!
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オキシクリーンは排水口の掃除に効果的
まずは排水口の汚れの原因と、オキシクリーンについて簡単に説明します。
排水口のヌメリやニオイの原因
排水口の不快なヌメリやニオイは、いろんな汚れが混ざりあってできます。
- キッチンの汚れ
油、食材のクズ、食べかす、洗剤
- お風呂や洗面所の汚れ
皮脂、髪の毛、石けん、シャンプー
これらの汚れが雑菌やカビを繁殖させ、不快なヌメリやニオイへとつながります。
さらに掃除せず放置しておくと、ヌメリや悪臭だけでなく排水口のつまりを引き起こし、プロの業者に頼ることになってしまいます。
こうなるとお金もかかるので、排水口は日頃からキレイにしておくことをオススメします。
オキシクリーンが排水口の掃除に効果的な理由
オキシクリーンは酸素系漂白剤の仲間で、酸素系漂白剤の主成分は過炭酸ナトリウムという物質です。
過炭酸ナトリウムはアルカリ性のため、酸性の汚れを中和させ落としやすくする性質があります。
ですので、酸性汚れが多く含まれる排水口の汚れに効果的なのです。
→ 過炭酸ナトリウムについてはこちらの記事も見てみてください。
オキシクリーンの他に、重曹+クエン酸を使った排水口の掃除方法もあります。
酸素系漂白剤は塩素系漂白剤とどこが違うの?
酸素系漂白剤と似たものとして、塩素系漂白剤があります。とはいえ、似ているのは名前だけで中身は全然違います。
まず塩素系漂白剤は消毒液のような独特の匂いがあります。
また、毒性が強いので、誤って飲み込んだときや目に入ったときなどは、早急な応急処置と病院での診察が必要です。
さらに塩素系漂白剤は酸性洗剤と混ぜると、有毒な塩素ガスが発生します。
取り扱いに十分気をつけ、お子さんの手の届かない場所に保管してください。
いっぽう酸素系漂白剤は、基本的には無臭で、塩素系漂白剤と比べると毒性も強くなく、塩素ガスも発生しません(※)。
※酸素系漂白剤と他の洗剤と混ぜてもいいわけではありません。使用上の注意をよく読み使いましょう。
塩素系漂白剤 | 酸素系漂白剤 | |
---|---|---|
匂い | 塩素臭あり | なし |
毒性 | 強い毒性あり | 弱い毒性あり |
塩素ガス | 酸性洗剤混ざると発生 | 発生しない |
オキシクリーンで排水口を掃除する方法
オキシクリーンの排水口掃除で用意するものは次のとおりです。
- オキシクリーン
- お湯
- ビニール袋
- スポンジ
お湯は50~60℃程度がベストです。
水よりお湯のほうがオキシクリーンが溶けやすくなりますし、排水口にこびりついた油汚れが柔らかくなり、落としやすくなる効果もあります。
ただし熱湯はNGです。火傷する危険があり、シンクや排水口が傷みやすくなります。
オキシクリーンは日本版でもアメリカ版でもOKです。
日本版とアメリカ版の違いは、界面活性剤が入っているかどうかで、日本版には界面活性剤が入っていません。
排水口をオキシクリーンで掃除してみた
実際にオキシクリーンを使って、キッチンの排水口の掃除をしてみました。
掃除する方法は次のとおりです。
- 排水口の部品を取り外す
- 食材のカスや髪の毛など、固形のゴミを取り除く
- オキシクリーンを排水口に振りかける
- お湯を排水口に入れオキシクリーンを溶かす
- 排水口の部品はビニール袋に入れて、オキシクリーンとお湯を入れる
- 30分放置する
- 水で流しながらスポンジで磨く
まず排水口の部品を取り外し、食材のカスなどのを取り除いたら、オキシクリーンを振りかけましょう。
排水口の部品はビニール袋に入れ、オキシクリーンを振りかけます。
それぞれに振りかけるオキシクリーンの量は、付属のスプーン1杯(28g)です。
- 排水口にオキシクリーンを投入
- 部品類にもオキシクリーン
排水口に50℃~60℃のお湯を注ぎます。
排水口の部品を入れたビニール袋にもお湯を入れ、漏れないようにしっかりと結びます。
お湯を注いだら、左の写真の状態で30分放置します。
30分経過後が右の写真です。
排水口の汚れが浮いてきているの分かるでしょうか。
- お湯を入れたら30分放置
- 30分経過後
最後に水で流しながら、スポンジで軽く磨いて汚れを落とせば作業終了です。
放置時間を除いた実質の作業時間は、10分程度でした。
オキシクリーンでつけ置きしている間に、他のことができるので時間を有効二使えますね。
排水口の汚れを防止する3つの方法
排水口の汚れ防止も大切です。
そこで、汚れを防ぐ方法を3つ紹介します。
- 排水口にゴミ受けネットを付ける
排水口に、食材のカスや髪の毛などの固形のゴミを受けるネットを付けましょう。ゴミがたまればネットを捨てるだけなので、掃除がグッと楽になります。 - 油を流さない
キッチンの場合は、油を排水口に流さないようにしましょう。油は冷えて固まると落としづらい汚れになりますし、雑菌が繁殖しヌメリやニオイの原因にもなります。食材から出る油は仕方ないですが、フライパンに残った油はキッチンペーパーで吸い取って捨てるなどの工夫をしましょう。 - こまめに掃除する
ご飯を食べたあと、お風呂から上がったあとなどに、サッとでも簡単に掃除しておけば汚れがたまらず、いざ排水口をを掃除するときもラクにすることができます。重曹スプレーとスポンジを、キッチンと洗面所に置いておけば、こまめに掃除しやすくなりますよ。
まとめ
排水口の不快なヌメリやニオイは、オキシクリーンを使えばラクに掃除することができます。
掃除方法は、排水口にオキシクリーンをかけ、お湯を流して30分放置したあとスポンジで軽く磨くだけです。
実質の作業時間は10分ですので、いちど試してみてください。
ぜひ、ご参考に。
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→ 市販の洗剤でキッチンの排水口がどれだけきれいになるか検証してみました。