換気扇をオキシクリーンで掃除する方法と、失敗しないための注意点を紹介!

換気扇の掃除って面倒でなかなか気が進まないですよね。換気扇は油汚れがベッタリついているので、キレイにするのも一苦労でついつい後回しにしてしまいがち。

そんな換気扇の掃除にはオキシ漬けが効果的です。

今回は、オキシクリーンで換気扇を簡単にキレイにするオキシ漬けの方法を紹介します

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換気扇の汚れを放置してはいけない

換気扇フタ①

換気扇の汚れの原因は油汚れ。料理で使う油が気化して空気中に舞い、換気扇に付着します。料理中に、食材の油が空気中に飛び散ることもあり、キッチンの空気は細かい油の粒子でいっぱいなのです。

油には粘着性があり、空気中のホコリが吸い寄せられます。さらに、時間が経つと油汚れは酸化され固体に変化し、どんどん落としにくくなっていくのです。また、酸化した油は塗装が剥がれる原因にもなります。

ですので、換気扇の汚れは定期的にキレイにしておく必要があるというわけです。

オキシクリーンが換気扇の掃除に効果的な理由

オキシクリーンは、酸素系漂白剤に分類されます。

酸素系漂白剤は、アルカリ性である過炭酸ナトリウムというものが主成分のため、油汚れなど酸性の汚れを落とすのに有効なのです。

→ 過炭酸ナトリウムとはなにか、こちらの記事で詳しく解説しています。

 

換気扇をオキシクリーンで掃除する方法

換気扇をオキシクリーンで掃除するには、オキシ漬けという方法が効果的です。

用意するものは次のとおりです。

【用意するもの】

  • オキシクリーン
  • スポンジ
  • ビニール袋
  • ドライバー
  • 新聞紙

 

オキシクリーンはドラッグストアや通販で買えます。日本版とアメリカ版がありますが、違いは界面活性剤が入っているかどうか

日本版には界面活性剤が含まれておらず、アメリカ版には含まれています。洗浄力はアメリカ版の方が強いと言えるでしょう。

今回使用するのは日本版です。日本版でも十分効果はありますから、どちらを使っても構いませんよ。

 

オキシ漬けの方法は次のとおり。

【換気扇をオキシ漬けする方法】

  1. 換気扇の電源を切って、換気扇を外す
  2. シンクに60℃程度のお湯をため、オキシクリーンを3杯入れる
  3. オキシクリーンを溶かしたお湯に、換気扇を30分~60分漬ける
  4. お湯を抜いて、換気扇をスポンジで磨きながら水で流す

 

まずは換気扇を取り外す前に、事故防止のため換気扇の電源は必ず切っておきましょうまた、作業中に火は使わないようにしてください。

外した換気扇と部品には油がついているので、床などを汚さないように新聞紙の上に置いておきましょう。

ちなみに、我が家の換気扇はプロペラではなくシロッコファンというタイプのものですが、オキシ漬けのやり方はどちらも変わりません。

 

次にシンクに60℃くらいのお湯をためて、オキシクリーンを付属のスプーンで3杯入れて溶かしてください。シンクじゃなくてもバケツでもOKです。

オキシクリーンを溶かすのは水でもいいですが、お湯のほうが洗剤の効果が上がります

 

お湯を貯める

 

排水口にフタがない場合は、下の写真のようにフタをビニール袋に入れて排水口にはめると水が流れなくなります。完全にフタをすることはできませんが、オキシ漬けをしている間はもってくれます。

 

 

そしてオキシクリーンを溶かしたお湯に換気扇を漬け、30分~60分待ちます。換気扇と一緒に、部品も一緒に漬けると一石二鳥です。

漬け置き時間は、60分を限度としておきましょう。あまり長時間つけてしまうと、シンクの輝きが落ちてしまいます

 

オキシ漬け

今回は30分待ちましたが、かなり汚れが浮いていますね。時間が経過したらお湯を抜いて、スポンジで磨きながら水で流しましょう。スポンジはかなり汚れるので、捨ててもいいやつを使ってくださいね。

硬いタワシを使うと塗装が剥げてしまうかもしれないので、注意してください。

 

オキシ漬け②

オキシ漬けの結果

写真は換気扇のフタです。汚れがきれいに落ちていますね。油のベタつきも無くなっていました。

オキシ漬けで隙間の汚れが浮いているので、簡単にスポンジで磨くだけで汚れが落ちていきました。

 

 

実質の作業時間は20分程度でした。慣れればもっと短縮できそうです。

換気扇もキレイになり油のベタつきも無くなっていたのですが、写真で見ても分かりづらかったので載せておりません(笑)。次やる時はもっと汚い換気扇でやってみます。

オキシクリーンを使えない換気扇

便利なオキシ漬けですが、オキシクリーンを使ってはいけない素材の換気扇もあります。それはアルミ製の換気扇と、塗装の剥げた換気扇です。

アルミ製の換気扇

アルミ製の換気扇をオキシ漬けすると変色するおそれがあります

アルミニウムとオキシクリーンが化学反応を起こして水素が発生し、表面が溶解・腐食し黒く変色してしまいます。

アルミ製の換気扇には中性洗剤を使用しましょう

塗装が剥がれた換気扇

塗装が剥がれた換気扇をオキシ漬けすると、塗装の剥がれが悪化します

剥がれの隙間にオキシクリーンが生じさせた酸素の泡が入り込み、塗装を浮かせてさらに剥がしてしまうのです。

塗装が剥がれた換気扇の場合も、中性洗剤を使用したほうがいいでしょう

まとめ

オキシ漬けをすれば、換気扇の油汚れを楽に落とすことができます。漬けて待つだけで実質の作業時間は20分程度で、待ち時間に他のことができて効率的です。

ぜひ、ご参考に!

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