梅雨のカビ対策について紹介!梅雨入り前に対策しておきましょう!

梅雨は湿度が高く、気温もだんだんと上がってくる季節です。1日中ジメジメしている日も多く、過ごしづらいですよね。

そんな梅雨の悩みの1つがカビ。

家の中にカビができると、見た目が悪いですし、シックハウス症候群やアレルギーの原因にもなります。また賃貸物件の場合、カビの原状回復費用は借主負担になるケースが多いようです。

このように家の中にカビが発生すると悪いことだらけです。

そこで今回は、カビを家の中で発生させないために、梅雨のカビ対策について解説しようと思います。

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梅雨はカビができやすい時期

カビは梅雨に発生することが多いです。その理由は、カビが発生する原因にあります。

カビの原因3要素

カビが発生する原因は、大きく3つあります。

気温・湿度・栄養素です。

具体的には、気温25℃以上・湿度70%以上・カビの栄養となる汚れこの3つが揃うとカビができやすいです。そのため、高温多湿である梅雨にカビが発生しやすいのです。

日本の場合、6月頃から要注意です。

6月になると気温は25℃を超える日が多くなり、雨がよく降り湿度が高くなります。

7月や8月も高温多湿ですが、6月頃からしっかり対策することが、カビを発生させないために重要です。

家の中でカビができやすい場所

昔に比べ日本の住宅は、すき間が少なく冷暖房効果の高い高気密な家が増えています。

こういった家は外気の影響を受けないため、家の中の寒暖差が少ない・省エネ効果があるなどのメリットがあります。

一方で気密性が高いということは、換気が不十分だと高湿度状態や結露が起こりやすく、カビが発生しやすいと言えます。

では家の中でカビができやすい場所はどこでしょうか。

【家の中でカビができやすい場所】

  • キッチン
  • 浴室
  • 窓ガラスのゴムパッキン部分
  • 押し入れ
  • 布団
  • エアコン
  • カーペット

 

家の中で、湿度が高くなりやすい場所や、汚れがたまりやすい場所にカビは発生しやすくなります。

カビ対策は、これらの場所を中心に行うと効率がいいですよ。

梅雨のカビ対策

カビ対策3つの基本

カビ対策は、気温湿度ともに高くなってくる6月頃から始めるのが理想的です。

対策の基本は、換気・乾燥・掃除の3つです。

家の中でカビができやすい場所を中心に、この3つを意識して対策を行っていきましょう。

① 換気

湿度はカビの大好物です。

梅雨は湿度がグンと高くなる時期なので、換気をしっかり行って、家の中の湿度が高くなり過ぎないようにすることが大切です。

晴れている日は窓を開けて換気、雨の日はエアコンや扇風機で除湿しましょう。

雨の日に窓を開けると、湿った空気が入り込み、逆に湿度が高くなってしまうので注意してください。

キッチンは、料理をすると湿度が高くなります。換気扇をうまく使い、湿った空気を外に逃がしましょう。

浴室も湿度が高くなりやすい場所です。

お風呂に入った後は、浴室乾燥を1~2時間運転し窓を開けて換気しましょう。

最近の家だと24時間換気機能があります。常時つけていることが基本ですので、電気代がもったいないからといって消したりしないようにしてくださいね。

② 乾燥

水分や湿気があると、カビは繁殖しやすくなります。

換気だけでは、水分や湿気を完全に取り除くことはできないので、乾燥させることを意識しましょう。

キッチンや浴室など水分が残りやすいところは、使用後に水分を拭き取りましょう。水垢対策にもなります。

押入れやクローゼットの扉は常に少し開けて、空気の通りを良くしましょう。除湿剤を置いてあげるとさらに効果アップです。

洋服が多いと湿気がこもりやすいので、シーズンオフの服は保管クリーニングを活用することをオススメします。保管クリーニングは、10着1万円台で半年間ほど預かってくれます。

大切な洋服をキレイに保管してくれますし、カビ対策にもなりますので、すごく便利ですよ。

→ クローゼットのカビ対策については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

 

布団はすのこを活用しましょう。

2つ折りのものだと、日中は折りたたんで乾燥させることもできます。

布団を万年床にしていると、床にカビが繁殖し大変なことになってしまうので、絶対にやらないようにしてくださいね。

→ 布団を敷くときのカビ対策について、こちらの記事で詳しく解説しています。

 

→ 布団を外で干せない場合の対処法を紹介しています。

 

梅雨時期についついやってしまう部屋干しも要注意です。

外に干せない場合は、浴室乾燥機を使ったり、エアコンや扇風機の風を当てるなどの工夫をしましょう。

③ 掃除

カビの栄養となる汚れを掃除することも、大切なカビ対策です。

カーペットには食べかす・髪の毛・ホコリなど、カビの栄養となるものがたくさんあります。こまめに掃除機をかけて清潔に保ちましょう。ハンディークリーナーを置いておくと、気付いたときにサッと掃除機をかけられるのでおすすめですよ。

キッチンの食材カスや油汚れ、お風呂場や窓ガラスのゴムパッキンにたまった汚れも、カビの栄養素です。定期的に掃除しましょう。

時間があるときは、掃除後に消毒用エタノール(アルコール)を吹きかけると、さらにカビ対策に効果的ですよ。

カビができてしまったときは

カビ対策をしていても、残念ながらカビができてしまうこともあります。

できてしまったカビは、どのように落とせばいいのでしょうか。

できて間もないカビは中性洗剤

できて間もないカビは、中性洗剤を使ってスポンジで磨けば落ちる場合があります。

磨いた後は、消毒用エタノールを吹いて水拭きをし、最後にしっかりと乾燥させましょう。

カビを落とすときは、カビの除去・消毒・乾燥の3つが基本です。

頑固なカビには塩素系漂白剤

中性洗剤で落とせなかった頑固なカビには、塩素系漂白剤を試してみましょう。

塩素系漂白剤をカビに浸透させ、一定時間放置してから、スポンジなどで磨いてください。

カビを除去した後には、消毒と乾燥も忘れずに。

塩素系漂白剤を浸透させる際に、キッチンペーパーなどでパックすると浸透しやすくなるので、試してみてください。

壁など洗剤が液だれしてしまう場所なら、粘度が高く液だれしにくいカビ取りジェルもあります。

なお、塩素系漂白剤と酸性の洗剤は絶対に混ぜないでください。毒性の塩素ガスが発生して、最悪の場合は死に至ります。細心の注意を払って使用してくださいね。

→ カビの落とし方について、場所別で詳しく解説しています。

 

まとめ

日本の梅雨は高温多湿で、カビができやすい時期です。

6月頃までに、しっかり対策することがカビ対策の上で重要です。

カビ対策の基本は、換気・乾燥・掃除の3つです

カビができやすいキッチンや浴室・押し入れなどを中心に対策し快適な夏を過ごしましょう。

ぜひ、ご参考に。

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→ 珪藻土マットにできたカビの落とし方を紹介しています。

 

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