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こんなところにも!?界面活性剤の種類とその使用例を紹介します。

今回は

界面活性剤がわたし達の身の回りでどのように使われているのかご紹介します!

皆さん界面活性剤と聞くと何をイメージするでしょうか。

洗剤をイメージする方が多いと思いますが、実は洗剤以外にもいろんなものに使われているんです。

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界面活性剤は4種類ある

 

界面活性剤には、大きく分けると4つの種類あります。

まずはそれらを簡単にご紹介していきます!

【界面活性剤の4分類】
  1. アニオン系界面活性剤
  2. カチオン系(陽イオン)
  3. 両性(陰イオンと陽イオンの両方)
  4. ノニオン系(イオン化しない)

 

1.アニオン系界面活性剤

界面活性剤の力の1つに「乳化と分散」というものがあります。

乳化は、水と油のように本来混ざり合わないものを混ざるようにする力のこと。分散は汚れを分散させる力のことで、洗濯物から汚れを水中に引き出してくれます。

アニオン系界面活性剤は、この乳化と分散の力に優れており、また泡立ちが良いのが特徴です。

台所や衣料用洗剤、シャンプーやボディソープなど幅広く使われています。

 

2.カチオン系界面活性剤

いわゆる「逆性石けん」と呼ばれるものです。ウタマロが有名ですね。

カチオン系はアニオン系とは逆の性質を持つということで、逆性石けんといわれます。

髪の毛や繊維に、柔軟性や帯電防止性を与えてくれるため、ヘアトリートメントや柔軟剤に使われます

また殺菌性もあるので消毒剤にも使われます。

 

3.両性界面活性剤

両性界面活性剤は、アニオン系とカチオン系どちらの性質も持つ界面活性剤です。

シャンプー・洗顔料・ボディソープなど幅広く使われたり、他の界面活性剤と相乗効果があります。

 

4.ノニオン系界面活性剤

他の3つとは異なり、水に溶けたときに電離(イオン化)しない界面活性剤で、非イオン界面活性剤と言われます。

水の性質による影響を受けにくく、他のすべて界面活性剤と併用できる界面活性剤です。

 

4つの分類をご紹介しましたが、これらの分類の下にはカルボン酸型や硫酸エステル型、エーテル型など、じつに様々な分類があります。

しかし私たち一般消費者は、そこまで詳しくなる必要はありません。

界面活性剤には4つの種類があって、それぞれ得意分野があるんだなという認識で問題ありません。

 

色んな場面で使われる界面活性剤

 

それでは界面活性剤は、わたし達の身の回りのどのような場面で使われているのでしょうか。

家庭用洗剤

 

界面活性剤というと、まずは誰もが思い浮かべるのではないでしょうか。

食器洗い用、洗濯用、柔軟剤など多くの家庭用洗剤に含まれています。家庭用洗剤にはなくてはならない存在ですね。

 

→ 界面活性剤が汚れを落とすメカニズムについて、こちらの記事で詳しく紹介しています。

 

化粧品

 

洗顔料やクレンジングオイル、乳液、化粧水などの化粧品にも界面活性剤は含まれています。

肌への浸透効果をアップすることが目的で使われています。

使用される界面活性剤は「医薬品医療機器等法」で厳しい規制があり、化粧品は全成分表示が義務付けられています。

化粧品の成分表示がやたらと細かいのはこのためなんですね。

 

食品

 

「食品に界面活性剤を使って大丈夫なの?」と思った方もいるのではないでしょうか。

実はチョコレートやアイスの滑らかな舌触りや口溶け感、クッキーのサクッとした食感を出すために界面活性剤が使われています。

とはいえ食品に使われる界面活性剤は、しょ糖・脂肪酸・レシチンなどの天然物で「食品衛生法」で厳しく規制されているのでご安心を。

食品用では乳化剤と言われることが多いですね。

 

医薬品

 

医薬品においては、軟膏剤の伸びをよくするためや、錠剤が体内で溶けやすくするために、界面活性剤が使われています。

医薬品に使われる界面活性剤も、化粧品と同じく「医薬品医療機器等法」で厳しく規制されています。

 

まとめ

界面活性剤は家庭用洗剤としてだけではなく、化粧品や食品、医薬品まで、私達の生活のあらゆる場面で使われており、無くてはならない成分です。

正しい知識を持って、付き合っていきたいですね。

ぜひ、ご参考に!

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次の記事も役に立つので、ぜひ1度見てみてください。

→ 界面活性剤は何のために使われるのか、その性質について詳しく解説しています。

 

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